再就職の現状

 2008年のリーマンショック以降、日本の経済は低迷しており、雇用問題は様々な方面で深刻化しています。統計によると、平成22年において完全失業者は平均で334万人という現状があります。(統計局 労働力調査)

 その様な状況の中で、平成22年度の労働省の雇用動向調査から、年齢階級別の入職率と離職率を確認した際、19歳以下で入職率が74.5%、離職率が32.4%と入職率が非常に高い数値を示しています。しかし、その後、入職率、離職率はともに低下していき、30代では入職率が10.3%、離職率が10.7%となり離職率が入職率よりほんの少し高くなります。そして、60代手前までは、あまり数字は変わらず横ばいの状況が続きます。しかし、60代以降では、急に値が上昇し、入職率が13.9%離職率が24.9%へとなります。

 このような数値から、完全失業者が334万人いる中で、30代以降の就職者と離職者の割合が大して変わらない、もしくは少し離職者の方が多いということは、離職した人の数と同じ数、もしくは少し少ない数の方のみ、就職することができるということになります。このような状況では完全失業者は減らず、新しい職へ再就職することが困難であることが見て取れます。

 また、今後、日本は少子高齢化のために、高齢者の離職率が増加することが予想されます。現状としては、60代以降の方の入職率が13.9%、離職率が24.9%と、離職率の方が高い状況です。このような状況に加えてさらに、今後、少子高齢化のために高齢者の再就職が増えていくことが予想されます。そうなると、高齢者の方の再就職はさらに困難になっていくと考えられます。

 

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